本文へ移動

リハビリブログ

RSS(別ウィンドウで開きます) 

サイベックスで的確なリハビリを提供!

2020-09-14
ブログをご覧いただきありがとうございます。
理学療法士の山本です。趣味は釣りとゴルフです。月曜日のスポーツリハビリを担当しています。
今日は前十字靭帯損傷のリハビリを紹介します。ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。
まずは前十字靭帯についてお話します。
左の画像は正面から見たお皿を取り除いた膝の画像です。
この赤文字を損傷すると前十字靭帯(ACL)損傷です。
前十字靭帯(ACL)損傷した有名人
サッカー選手:ロベルト・バッジョ トッティー イブラヒモビッチ 宮市亮 
フィギュア:高橋大輔 
野球:小久保裕紀 
バレー:大友愛 
相撲:高見盛
など様々な分野でこの怪我がおきています
Q:どうなると断裂するの?
A:受傷は意外にも非接触型の受傷が多いです。受傷の多い動作は、
ジャンプの着地ストップ動作方向転換この3つが代表的です。
上記の3つの動作時に膝が内側(Knee in)に入ると靭帯に負荷がかかり断裂します。
具体的に言うと約200㎏の負荷が靭帯にかかると断裂してしまいます。
 
 
前十字靭帯損傷についてはわかっていただけましたか?
 
リハビリを一部紹介します。
前十字靭帯損傷にはある程度リハビリの手順が決まっています。その中に左右の膝の筋力差が何%以内の場合このトレーニングが適しているなどがあります。筋力を正確に把握できるのが左の写真のサイベックスという機械です。(ウン千万円✨)身長、体重、足の重さなどを正確に計算し筋力を測定できます。これによりかなり正確な情報をもとにリハビリを進めることが可能です。前十字靭帯損傷だけでなく他の怪我においても利用しています。
実際のリハビリ経過
大学野球部 前十字靭帯断裂 手術後
 
筋力回復が遅く動作訓練までに時間がかかりました。期間だけを頼りにトレーニングしていたら再断裂をしている可能性がありました。サイベックスを使い正確なトレーニング時期を決めることができ、今では全力投球やランニングも問題なく行えています。
全力投球が屋内でもできるようにネットも完備されています。
完全復帰までスタッフが指導します。
興味を持たれた方はぜひ大垣中央病院に足を運んでみてください。
お待ちしております。

膝蓋骨脱臼(膝のおさらの脱臼)

2020-08-10
PT/AT 臼井 友乃
こんにちは。
例年ですと各競技全国レベルの大会が開催され、新聞のスポーツ欄を賑わせている時期ですが、今年は本当に残念です。今後、競技を続ける人も、進学や就職を境にやめてしまう人もいらっしゃるかと思いますが、スポーツや身体を動かすことは大事です。定期的に運動をする機会を作ってもらいたいと思います
(◍•ᴗ•◍)♡ ✧*。ヨロシクオネガイシマス
 
今回は膝蓋骨脱臼の症例をご紹介します。
膝蓋骨(おさら)脱臼は10歳代に多く発生し、生まれつき脱臼しやすい素因を持っていることがわかっています。ジャンプの着地時に受傷することが多く、再脱臼の可能性も高いことから、外科的治療(手術)を選択することも稀ではありません。保存的治療(手術をしない)を選択した場合、再脱臼率は44~75%と報告されています。
治療については、一般的には脱臼後2~3週間は固定します。保存的治療の場合は、復帰までに特に決まりがあるわけではありません。最低2カ月といわれていますが、再脱臼を防ぐためには、痛みや膝の可動域制限がなくなることはもちろん、本格的な復帰は太ももの筋力が回復するまで我慢が必要です。
 
今回紹介しますCさんは、当院受診するまでに、ジャンプ着地で2回、ウォーキング中1回の計3回、すでに膝蓋骨脱臼を繰り返していました。さすがに今回は痛みがひどかったらしく、当院の整形外科を受診したようです。2週間ギプス固定し、ギプスカットした日からリハビリを開始しました。2カ月くらいで、腫脹・痛み・不安感などの症状は消失しましたが、筋力がしっかり回復するのに3ヵ月、動作の獲得に5カ月ほどかかりました。Cさんの受傷のきっかけもジャンプ着地であることから、安全なジャンプ着地動作の獲得が必須でした。
 
着地動作は、
  1. しっかり股関節・膝関節が曲がっていること。
  2. 重心が後ろにならないこと。
  3. 足先の方向に膝が向いていること。
などを確認しました。以下に詳しく説明します。
 
1、しっかり股関節・膝関節が曲がっていること。
しっかり膝が曲がっていると、膝蓋骨は大腿骨(太ももの骨)の溝の間にはまりこむので、脱臼しにくくなります。ただし、太ももの筋力が弱いとしっかり膝を曲げた状態で着地できません。
2、重心が後ろにならないこと。
重心が後方になった状態で着地をすると、膝蓋骨には強く大腿骨に圧迫する力が加わります(上の図参照)。スクワットをする時に、重心を後方にわざとしてみてください。おさらに強い圧迫力を感じるはずです。この部分にある関節は、軟骨で覆われていますが、脱臼の際に傷ついてしまっています。強い圧迫力は痛みや変形の原因になることがあります。着地の際は、前方に重心を置くように注意しましょう。
3、足先の方向に膝が向いていること。
足先の方向と膝の曲げる方向を一緒にするためには、技術が必要です。実は着地の瞬間、膝は内側に入り、X脚のようになります。着地動作で好発するような怪我をする選手は、この膝が内側に入る動きが大きいことが分かっています。膝の靭帯損傷もその一つです。
 
今後、膝蓋骨再脱臼を予防するだけでなく、他の急性外傷予防対策を講じるためにも、着地動作を総合的に分析し、効率的・効果的な着地方法を獲得することが望まれます。
 
 
ケガをした側の筋力の回復は、なかなか自然には戻りません。
写真は、筋力を測定しているところを映しています。
筋力はサイベックスと呼ばれる機械で、数値で表して回復の度合いを判断できます。
Cさんの膝を伸ばす筋力は、81NM⇒ 94NM ⇒ 121NM と順調に向上していきました!
 
5カ月間、週に1回通院したCさん。ちょうどコロナ感染の関係により、マスクをした状態でのリハビリで、キツさは倍増したと思いますが、医師から終了OKサインがでるまで心折れずに通ってくれました。送り迎えをされた親御さんも大変だったと思いますが、医師から「レントゲンも正常に戻っており、再脱臼のリスクは低い」と、太鼓判を押してもらえました( T_T)\(^-^ )
 
Cさんの感想
次の日は必ず筋肉痛になるくらい毎回キツいリハビリでしたが、先生方があたたかく接してくださるので、楽しみながらリハビリをすることができました。長くても通い続けることができたのは、優しい先生方のおかげだと思っています。
 

膝の痛みがお尻の状態改善で消える!?

2020-08-03
 当院に勤務する理学療法士の安藤と申します。当院がある岐阜県は新型コロナウィルスの新規感染者の増加が今のところ落ち着いております。みなさんの地域ではいかがでしょうか。この新型コロナウィルスの影響で学生スポーツの全国大会が中止になったという情報に触れます。特に最終学年の選手たちには残酷な現状をつきつけられて、かける言葉が思いつきません。
 私自身は高校水球部のトレーナー活動をしており、選手が今まで練習してきたことを発揮する場が奪われる姿を目の当たりにしております。心が挫けそうになるかもしれませんが、いつか試合ができる日が来ると信じて練習を続けてもらいたいです。
 
 さて、今回は膝の痛みがお尻の状態を改善して消えた水球選手のZ君についてです。Z君は高校の男子水球部に所属するゴールキーパーです。水球は水深2m以上のプールで行う球技です。水面に浮いているために「巻き足」(図1)という技術を使います。
ゴールキーパーはゴール前でずっと巻き足を続けて浮いている必要があります。ゴールキーパーにとって巻き足はとても大切な技術であり、他のポジションの選手以上に巻き足の練習に時間を多く費やします。
 Z君はこの巻き足の練習を集中的にした後に左膝の外側が痛くなりました。湿布を貼って様子をみていたのですが、痛みが一向に治まらないので当院を受診されました。
 医師から腸脛靭帯摩擦症候群ちょうけいじんたいまさつしょうこうぐんと診断され、リハビリを開始することになりました。腸脛靭帯摩擦症候群は、太ももの骨の外側(大腿骨外側上顆)と靭帯(腸脛靭帯)(図2)の摩擦が原因で靭帯が炎症を起こし運動時に痛みを生じます。Z君は痛みが強く、十分に膝を曲げることができなくなっていました。
腸脛靭帯は大腿筋膜張筋という筋肉とつながっております。この筋肉を伸ばして強すぎる靭帯の緊張を改善することが痛みを取る第一歩となります。必要なストレッチ(図3:大腿筋膜張筋のストレッチ)を指導し、実施していただくことで、痛みは軽くなりました。
 しかし、完全に痛みを取り除くことができなかったため、改めて巻き足動作に着目して考え直しました。巻き足動作が上手な選手は足の位置が高い(図4)ことが言われており、足の位置を高くするには、股関節をしっかり曲げ、膝を上げなければいけません。
 Z君の股関節は硬く、動かせる範囲が狭くなっていました。また左側のお尻の筋肉を伸ばすと痛みが出ました。お尻には大殿筋という筋肉が覆っています。この大殿筋の一部は腸脛靭帯とつながっています。大殿筋が硬いことで、腸脛靭帯を緊張させて膝に痛みを起こしていることが考えられました。
そこで大殿筋の硬さを改善するストレッチ(図6)を指導し、実施してもらいました。その後は痛みが消失し、水球に打ち込むことができるようになりました。
 スポーツごとに特徴的な技術があり、その技術は隣り合う関節が相互に影響しあっています。患部のみの治療で痛みが改善しないとき、その痛みの原因は他の部位にあるかもしれません。

扁平足障害

2020-07-24
こんにちは(^^♪ 理学療法士の長野です。
コロナウイルスの自粛生活が徐々に緩和されスポーツ活動も再開されるようになってきた今日このごろです。
 最近CMを見ていて、サッカー界の名将グアルディオラ監督の言葉に心打たれました。あの世界最高のチームの一つであるバルセロナの元選手であり、元監督でもある素晴らしい人物です。その言葉とは・・・
 
 
『笑う時もあれば泣く時もある。だからスポーツは美しい』
 
 
この言葉を聞いたときにスポーツの良さを改めて実感しました。
これからは毎回、グッとくる名言を紹介していこうと思います。(^^)/
 
さて、今回の患者様を紹介します。
 
 
女子大学生 バレーボール選手(リベロ) Bさん
診断名:両偏平足障害
担当セラピスト:長野
 
 
Q. 偏平足障害とは
A. 足裏は内・外側の縦アーチと横アーチにより構成されます。このアーチ構造、特に内側縦アーチの低下した異常な状態を偏平足といいます。偏平足に伴い、足部周囲に痛みなどが生じている状態を偏平足障害といいます。
 
 
Q. どうやってケガをしましたか?
A.バレーボールの練習中に内くるぶしや足裏が痛くなってきました。(写真①)
※ 画像クリックで拡大します
リハビリ内容・セラピストの感想
 Bさんの足部は明らかな偏平足でした。(写真③)土踏まず(内側縦アーチ)(写真②)を形成するための筋肉である長母指屈筋(親指の筋肉)や後脛骨筋(ふくらはぎの深層の筋肉)(図①)の筋力低下がみられました。
また足裏の硬さ(足底腱膜)(図②)も著明でした。内側縦アーチや足底腱膜は地面と足部の衝撃を和らげるクッションとして働きます。バレーボールはジャンプやステップが多い競技ですが、Bさんは偏平足や足底腱膜の硬さにより足を床についた時の衝撃を和らげることができずに筋肉に負担がかかり過ぎ痛みが生じていると考えられました。
リハビリとしては長母指屈筋や後脛骨筋の筋力訓練(写真④)、足裏のストレッチ(写真⑤)、バランス訓練(写真⑥)、親指を意識したステップ動作訓練などを中心に行いました。
なかなか長母指屈筋の筋力が向上しなかったため、筋肉の収縮を促す電気治療(写真⑦)を途中から行いました。さらに、シューズに足底板を貼り付け、靴底にアーチを作りました。(写真⑧)
その結果、約2か月半で痛みは消失しました。
 
 今回のリハビリを通じて感じたのは、筋力訓練を継続して行う事の重要性です。症状が短期的に改善する方もいらっしゃいますが、筋力がしっかりついてから症状が改善してくる方もいらっしゃいます。Bさんは偏平足という構造的問題の改善には至りませんでしたが、地道に筋力訓練を積み重ねた結果、痛みの消失につながったため、筋力訓練の継続の大切さについて再認識しました。今後もトレーニングを継続する事の重要性を伝えていきたいですし、また継続するために治療者を信頼してもらえる存在になることが大事になると思っています。知識や技術をさらに身に付け、熱意をもって接していきたいと考えています。
 
 
Q. 当院のスポーツリハビリはいかがでしたか?
 
A.  痛いところを入念にリハビリしてくれた。きついリハビリだけじゃなくて、自分の種目のスポーツの動きを取り入れたリハビリをしてくれた。
 
 

動作分析の大切さ

2020-06-25
理学療法士の秋田です。新型コロナウイルスで世界中が危機感を持って行動する中、我々医療職は感染リスクに日々怯えながらも仕事を全うしています。皆さんも細心の注意を心がけましょう!
 
当院ではスポーツ外来を平日の16:00~19:00でやっています。スポーツ患者さんに関して時にはスポーツ担当の理学療法士(以下:PT)で話し合いながら、より早くスポーツ復帰できるようにリハビリしています。
 私自身高校生の時、サッカーでケガをして一番大事な試合でプレーすることが出来ませんでした。私と同じ境遇になるスポーツ選手を少しでも減らしていきたいという気持ちで治療に励んでいます。スタッフ一同協力して復帰の後押しをしていきますので、苦しんでいる選手やご家族、チームスタッフの方がみえましたら、一度当院で相談していただけると幸いですm(__)m
 
 今回はケガの中でも非常に多い足首の捻挫に関して紹介します。足首の捻挫はスポーツ競技において最も多いケガで、ジャンプの着地時や、相手との接触で受傷することが多いです。捻挫は「靭帯」という骨と骨をつないでいる組織が伸びてしまったり、ひどい時には断裂しています。又、骨折していることもあります。競技復帰は2週間~1か月半程度と言われていますが、早期に協議復帰した場合、なんらかの愁訴が残ったり、再受傷のリスクも高まりますので、たかが「捻挫」と思わず、一度病院受診をお勧めします(^^)/
 某高校の女子バレー部の選手です。接触プレーで足首の捻挫を受傷し、再発を繰り返していました。足首の筋力が弱く、不安定性も強い選手でした。選手の悩みでもあったレシーブの姿勢を確認したところ、足首が硬いことや太ももの筋力が弱いことで膝をしっかり曲げて重心を低く構えることができませんでした(写真1左)。その結果、身体がのけ反り、腕だけでレシーブしていたことで、返球が安定していないと推察しました。そこで、足首のストレッチ(写真2)や筋力強化(写真3)トレーニングをしてもらいました。トレーニング後は足首が柔らかくなったことで、重心が低く保てるようになり、体が前傾したことで、腕だけでなく体全体で安定したレシーブができるようになりました(写真1右)。
※ 画像クリックで拡大します
※ 画像クリックで拡大します
※ 画像クリックで拡大します
私たちは「ケガ」をみるだけではなく、「人」をみることを大切にしてリハビリを提供しています。ケガだけではなく、ケガに直結している動作分析や、動作の悩みなども、可能な限り選手にフィードバックして、ケガ以前よりもパワーアップした状態での復帰を目指せるように、一緒に頑張っていきましょう!
医療法人社団 豊正会
大垣中央病院
〒503-0025
岐阜県大垣市見取町4丁目2番地
TEL:0584-73-0377
FAX:0584-73-8380

内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、消化器内科、消化器外科、循環器内科、泌尿器科、肛門外科、糖尿病内科、腎臓内科、リウマチ科

2
3
6
9
4
5
TOPへ戻る