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リハビリブログ

見逃してはいけない腰の骨折

2020-11-23
こんにちは(^^♪ 理学療法士の長野です。
最近、コロナ渦になる前のようなスポーツ活動が再開され、当院のスポーツ患者も増えてきています。特に、捻挫や腰痛の選手が多数来院されています。スポーツリハビリで指導されるトレーニングは身体的、精神的にきついものが多いですが選手の気持ちを理解するため、どこに効いてくるのかを実感するためにも、私は最近、自宅で同じトレーニングを行うようにしています。かなりしんどいものが多いですが。。。
( 一一) 
しかし、そうすることで、トレーニング指導にも身が入りますし説得力がつくと思うので、続けていきたいと思います。まだまだ若者に負けてられません!!
 
 
今回のスポーツ選手のグッとくる名言は・・・
 
 
体操の金メダリスト内村航平選手がインタビューの時に何気なく答えたこと言葉です。内村選手は緊張とかしないのですか?との問いに
 
『緊張はしません。考えなければいけないことがたくさんあるので』
 
当時テレビを見ていてすごく感激したのを覚えています。
私も含め多くの人は人前に出た時、プレッシャーがかかった時には緊張するのが当たり前と思うのですが、ものすごい質と量の練習や準備をしてきた内村選手だから言える言葉だと思います。
 
 
では、今回の選手を紹介します。
 
 
テニス選手  Dさん
診断名:腰椎分離症
担当セラピスト:長野
Q. 腰椎分離症とは

A. いわゆる腰の骨折です。腰を反ったり、捻ったりすると痛みが生じます。大多数が疲労骨折により生じます。(図①)好発年齢は、男女とも14歳です。どのスポーツ種目でも1週間に6日や7日の練習を行っているチームなどでは発生率が高くなります。痛みが軽減してくるのに1~3か月、骨折が治るのに6か月~1年かかるといわれています。さらに腰椎が分離した状態で放置されてしまうと、分離した部分の腰椎の安定性が失われ、上下の骨にずれが生じてしまいます。これを『腰椎分離すべり症』といいます。
Q. どうやってケガをしましたか?
A.練習中、フォアハンドを打っている時に徐々に腰に痛みが生じるようになった。(写真①)
リハビリ内容・セラピストの感想
 
Dさんは痛みにより100%のパフォーマンスが出せない状況で無理に競技を続けていました。以前紹介したように、腰痛には色んな原因がありますが、今回の痛みは分離症という腰の骨折が原因でした。分離症で大事なのは折れている個所を動かさないことが、骨折した骨を治す最適な治療法になります。しかし、テニスにおいて腰を反ったり捻ったりをしないというのは困難であり、そのことを理解してもらうことが難しいと感じました。Dさんは体幹筋(主に腹筋)が弱く、股関節が硬かったこともあり、腰を反り過ぎたり捻り過ぎたりという動作につながっていると考えられたため、リハビリでは体幹筋を鍛え(写真②③④⑤⑥⑦)、股関節のストレッチ(写真⑧)などを行いました。
また競技中はどうしてもパフォーマンスを発揮するために反り過ぎたり、捻り過ぎたりしてしまうためコルセット(写真⑨)が処方されました。このコルセットは軟性コルセットと硬性コルセットの中間くらいの制動力のあるものです。これをしっかりとしめて腰椎の動きを制限した状態でテニスを行うように指導しました。現在は受傷してから3ヶ月程度経過しましたが、痛みはかなり軽減しています。
 
 
今回Dさんのリハビリを通じて、成長期のケガは放っておくことで、症状や病態を重くしている可能性があるため、無理に競技を続けるのではなく、早めに病院受診し診断を受け、対処していくことが大切だと感じました。また、腹筋は苦手な人や嫌いな人が多い印象があるので、トレーニングはなるべく楽しくできるものを考えて指導していきたいと思います。
 
 
最後に腰椎分離症が疑われるテストを紹介します。
 
この動作で右の腰に(左にひねった場合は左の腰に)痛みが出る方はまずは病院へ!!!
 
 
Q. 当院のスポーツリハビリはいかがでしたか?
A. 大好きなテニスがまた、いつも通りできて本当に良かった。筋トレは、大変だったけれど、これからも継続し、ピンピンな体で試合に臨みたい。ありがとうございました。

 
医療法人社団 豊正会
大垣中央病院
〒503-0025
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TEL:0584-73-0377
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内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、消化器内科、消化器外科、循環器内科、泌尿器科、肛門外科、糖尿病内科、腎臓内科、リウマチ科

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