リハビリブログ
成長期のケガ
こんにちは。理学療法士の臼井友乃です。
今回は、平成28年から令和3年まで通院していたA君を紹介したいと思います。通院開始当初は小学5年生でした。この春めでたく希望高校に合格し、強豪野球部に入部しリハビリ終了となりました。
小学5年生時は、両アキレス腱炎で野球を続けながら治療しましたが、痛みは治まるどころか、その半年後には第5腰椎分離症が見つかり、腰コルセットを装着しなくてはなりませんでした。A君はこの5年間に、「アキレス腱炎」「腰椎分離症」「恥骨結合離開」「リトルリーグショルダー」「膝蓋大腿関節障害」「肘頭疲労骨折」と、ほぼすべての関節のケガを経験したと言っても過言ではないでしょう。
ケガの発生した状況のことを受傷機転といいます。「いつ、どこで、何をしていて、どのように」受傷したか、痛みが出現したかをA君のそれぞれのケガの受傷機転を表1として、まとめました。

表1のように、A君の受傷機転は、特別な出来事があったわけではなく、いつもの練習内容であっても発生していました。また、野球の練習のみでなく、体育の授業や運動会・持久走大会など学校行事の参加が加わり、運動量の調節が難しかったです。運動能力は高く、何事にも100%以上の力でやろうとする真面目なA君は、疲労が蓄積しやすかったことが想像できます。
成長期であったA君の身長は、142㎝から170㎝まで伸びていました。(図1)
また、筋力もほぼ2倍に増えていきました。(図2)


A君は、いわゆるPHA標準化成長速度曲線(図3)で言えば、小5~6年生がTake off ageにあたり、以後フェーズ2の成長期のスパート期に当はまります。
PHA標準化成長速度曲線は、身長の伸び度合で、発達段階を4つのフェーズに分けています。

スポーツ界では育成選手に対して、適切にトレーニングするために、その選手の成長度合いを把握するために利用されています。フェーズ1では基礎体力の養成、フェーズ2では全身持久力の強化、フェーズ3では筋力強化が有効とされ、フェーズ4では成人同様となりトレーニング制限がなくなるとされています。もちろん、各フェーズ中にそれだけを強化するわけではありませんが、能力をよりよく発達させるタイミングを利用します。
ケガの面からみると、フェーズ2は身長が急速にのびるため、骨と筋・腱の成長に不均衡が生じやすく、成長期に発症することで有名なオスグッド病などを引き起こしやすい時期です。また、フェーズ3では筋の柔軟性が急に低下することも報告されており、この時期までにしっかりとストレッチなど行う事がコンディショニングとして重要であることがわかっています。
「成長痛」は、成長期(幼児期、学童期、思春期)の子供が、特別な原因がないにも関わらず、足(特に膝)に痛みが生じる状態の総称(呼び名)として使われます。夕方から夜間に痛みが生じるケースが多いですが、朝には何事もなかったように痛みが消失することが多いようです。つまり、筋肉、関節、骨などには異常を認めません。それらに異常がある場合は、「成長痛」とは呼ばず、別のケガとして分類されます。例えば、骨端線が痛くなる骨端症が代表的なものです。成長期は、筋肉の伸びが骨の成長より遅いため、筋肉が骨についている部位を引っぱるような状態になり痛みが生じます。筋肉が骨についている部分は、成長軟骨板という組織でできており、骨を増殖しながら大きくする部分で、レントゲン上では骨端線と呼んでいます。この部分には、新しく骨になるための“成長軟骨”と“骨端核”とよばれる部分が存在し、骨の強度が弱いです。この時期に、激しいスポーツによるオーバーユース(使いすぎ)によるストレスが、痛みや成長障害を起こすことがあるのです。例えば、踵に発症するものを踵骨骨端症と呼び、別名シーバー病と言います。痛みや腫れが問題になり、「成長痛」と一括りにされることがありますが、きちんと病院受診を行い治療することが必要です。
A君は小学校6年生で「第5腰椎分離症」の診断がつきました。「腰椎分離症」は、腰椎の後方部分が疲労骨折するケガです。主に10代の成長期に多く発生しており、一番下の腰椎(第5腰椎)に好発します。


A君は、腰コルセットを装着し、野球練習を行っていましたが、分離部の骨は癒合しませんでした。

以来、走り込み練習などが多くなったりすると腰痛を再燃させました。もちろん体幹筋のトレーニングは自主トレでもリハビリ時でも実施し続けていました。
分離症が治っていなくても日常生活に支障が出ることは少ないようです。腰痛を繰り返すことがありますが、強い痛みが出現しないよう、腹筋・背筋の強化などが大切です。また、上体をそらした時に痛みが生じることがあるので、背筋トレーニングは注意が必要です。分離した骨が前方に滑らないよう(分離症から分離すべり症に進展しないよう)、しっかり腹筋のトレーニングをすることがポイントになります。
この4月に野球の強い高校に入学し、帰宅時間が遅くなっているようです。まずは長い練習時間に耐えられる体力が必要でしょう。今までのリハビリで、ストレッチやトレーニングなどセルフケアの仕方を学んでいるので、きっと乗り越えて、チームの主力になってくれると確信しています。長い年月、A君の努力の持続は尊敬に値しますし、病院送迎してくれた親さんの協力にも脱帽しています。この通院が、逆に人生のプラスの経験になり、今後の活躍に一役担えることを願います。お疲れ様でした。
足関節捻挫を受傷したバスケットボール選手 ‐重心の高さに着目して‐
理学療法士の小寺孝拓です。大垣中央病院ではスポーツリハビリといったスポーツでのケガに対して特化した外来リハビリを行っています。各曜日のスポーツリハビリにそれぞれ担当理学療法士が勤務しており、そのサブとして私は携わっています。まだまだスポーツ選手に対しての経験は浅いですが、知識、技術を向上させ、患者様と関わりながら成長していけたらと思います。
私は小学生の頃から、バスケットボールをしており、現在でも社会人のチームで趣味の範囲で続けています。高校生の時に足首の靭帯を損傷し、理学療法士の方にお世話になり、最後の引退試合では大敗しましたが、テーピングを巻きながらでも試合にでることができました。リハビリの先生にはとても感謝しており、自分も治療者側に立ちたいと思ったのがきっかけでこの職業を目指し、今仕事をしています。
今日は、そんなバスケットボールでケガをすることの多い、骨折を伴った足首の捻挫を受傷した選手についての紹介をします。今回はバスケットボールの競技特性を中心に書きます。捻挫の詳しい病態については、以前のブログで紹介されているのをご覧ください。
〇選手紹介
B選手 20歳代 女性 バスケットボール選手
診断名:左足関節捻挫(初回)、左腓骨遠位端骨折
競技レベル:県リーグ
受傷機転および経過:
バスケットボールの試合中、頭上を越える相手のパスボールをカットする際に左足着地にて捻挫をし、足首の外側の靱帯損傷と腓骨を骨折した。骨折に対して手術をした後、状態に合わせて徐々にリハビリを開始していった。
〇バスケットボール競技の特性
ストップやジャンプ、切り返しなどを繰り返す競技であり、運動方向やスピードが変化する動作においては、瞬間的に足首に対して大きな外力が加わります。足関節捻挫は、バスケットボールにおける全外傷のおよそ25%を占め、練習中に21%、試合中に39%で受傷していると報告されています。具体的な動きとしては、ステップやストップ動作時に多く、過度な足部の外側荷重により、内側に捻るような力が加わることで足首の外側の靭帯を損傷します。さらに、外側へのストレスが大きいと靭帯が付着している腓骨の骨折が同時に生じます。
足首の捻挫は、バスケットボール中に起こる外傷のなかでも比較的軽度なものと捉えられがちですが、十分な治療、リハビリテーションを行わずに競技復帰すると、足首の可動域制限などの後遺症に悩む選手が多いのが現状です。もちろん、足首のケガなので、そこを中心とした治療を行うのが基本となります。しかし、捻挫をしてしまった原因を探求することで、予防策を講じることができます。特に捻挫の発生しやすいステップ、ストップ動作には足関節のみならず、股関節、体幹の機能が必要不可欠で、足首以外のトレーニングを行い、バスケットボールの競技動作に必要な機能を獲得することが再発防止につながります。
〇評価、治療
B選手は、足首の可動域に左右差がほとんどみられない状態まで改善し、リハビリを段階的に行うことで実際にバスケットボール動作を行えるレベルまできました。選手のステップ、ストップ動作の姿勢を確認したところ、足首の踏み込み角度の減少、股関節、膝関節の曲がり角度の減少と足部の過度な前方荷重といった特徴がみられました。下肢の筋力をそれぞれの関節において評価したところ、足関節はもちろん、特に股関節周囲の筋力低下が目立ちました。
ステップ、ストップ、切り返し、ジャンプ、着地などはバスケットボールにおいての基本動作であり、それらはディフェンス時のサイドステップ、リバウンドやレイアップシュート後の両脚および片脚着地、ドライブ時の切り返しなど試合を通して頻回に行います。これらの動きに共通し、重要なのが低重心です。


左の写真はパワースタンスといってすべての動作の基本であり、シュートやドライブなど、次の動作の質を高めます。もちろん、右の写真のように足が伸びきって重心が高くても動作は行えますが、素早い動きはできず、何よりケガに繋がるリスクが高まります。
バスケットボールをしている人なら漫画のスラムダンクを読んだことがある人が多いと思います。登場人物にでてくる前年の覇者である山王工業高校キャプテンの深津(180cm)という選手は相手選手の宮城リョータ(168cm)をディフェンスするとき、頭の位置が相手よりも低いところまで腰を落としているシーンがありますよね。自分よりも10cm以上も身長が低い選手よりも低いというのはかなりの低重心ということです。ディフェンスはシュートとドライブインの両方を防ぐために前方にも後方にも対応しなければならなく、そのために重心は低くした方が良いのです。
B選手は股関節や膝関節の筋力が弱いため、股関節と膝関節の曲げが少なく、高重心になっています。曲げを大きくすることで股関節、膝関節に関与する大きな筋肉が働きやすく、安定性が得られます。しかし、下肢の関節を曲げず、高重心だとこれらの筋肉が働きづらくなり、足首に負担をかける動作になってしまいます。これらの機能低下に対して、それぞれの関節周囲の筋力訓練や低重心を意識させたステップやジャンプなどの基本動作訓練を行いました。当初に比べると筋力は向上していますが、捻挫を再発しないためにリハビリを続けています。
各動作の分析を行ったので紹介します。
〇ジャンプ動作


ジャンプした後に腰が反りすぎているため、腰のケガに繋がります。
床から足が離れる際、床を蹴る力が弱いです。


股関節、膝関節の曲がりが浅く、さらに体幹が直立しているため、重心位置が高いです。着地時の衝撃吸収が不十分となり足部に負担をかけています。
股関節周囲の筋力低下により、膝が内側にはいっており、膝の靭帯に負担をかけています。
〇クロスオーバードリブル(左から右への切り返し)




切り返す際に股関節、膝関節の曲がりが少なく、体幹も起き上がってしまっています。左膝が内側へ向いており膝のケガにもつながりかねないです。
ここでは右への推進力を出すため、下肢を曲げて重心を落とす必要がありますが、B選手は曲げが少ないです。
体幹は前屈していますが、膝が伸びてしまい低い姿勢を保持できていません。股関節、膝関節で踏ん張れないため、足部に頼った動作になっており、再受傷のリスクがあります。
右手へドリブルチェンジしていますが、完全に下肢が伸びきってしまっています。これではディフェンスと接触した際にすぐにバランスを崩してしまいますし、相手を抜くためのスピードが得られません。
〇まとめ
今回のような非接触型の捻挫受傷例では下肢や体幹などの筋力低下が生じているケースがあります。捻挫経験者やそうでない方も予防のために足首のみならず、股関節や膝関節、体幹の筋力トレーニングを行い、下肢を曲げた低重心で安定した姿勢を作ることが大切です。
アキレス腱周囲炎
最近、うちの妻が足の指を骨折しました。柵をまたぐときに、足が上がりきらず、柵に足が引っ掛かり転んで骨折しました。妻が家庭内でスムーズに動けないため僕の役割が多くなっています。(笑) 妻の存在の大きさをひしひしと感じながら、育児や家事に励んでいます。(*^_^*)
今回のスポーツ選手のグッとくる名言は・・・
『少しずつ目標を高いところに置いて、徐々に上がって行ければ良いんじゃないかと思います。』
この少しずつというのがポイントです。成功体験を積むことは大事なことで、目標が高すぎると成功しないためモチベーションも下がり成長は止まってしまう人がいます。目標の立て方で、人の成長の仕方は変わると思っています。
では、今回の選手を紹介します。
陸上短距離選手 Sさん

Q. アキレス腱周囲炎とは
A. アキレス腱に繰り返し負荷がかかることにより、アキレス腱の周りの組織に炎症が生じ、肥厚したり癒着することで痛みを引き起こします。靴の不適合(踵部の高さ不足、柔軟性不足など)も原因となります。軽症であれば1~2か月で治りますが、重症なものは1年経っても治らない場合もあります。このケガは走ることが多い競技に起こりやすいという特徴があります。

今回、Sさんがアキレス腱周囲炎を発症した原因として、3つの事が考えられました。まず一つ目にトレーニングメニューの変更です。踵をあげたまま、つま先だけで走る練習を取り入れた時期に重なり、これがアキレス腱の負荷を急に増大させたのではないと考えました。二つ目に、スパイクシューズの不適合です。Sさんの情報からシューズは踵が低く、硬いという特性があったため、アキレス腱周囲にシューズの踵によって摩擦ストレスが生じたのではないかと考えました。三つ目にアキレス腱の柔軟性の低下です。Sさんのアキレス腱は触った時に、良い方の足と比べて硬く、足首の可動域も悪い状態でした。(写真②)



今回、Sさんのようにケガは部活中のトレーニングの過負荷によって起こる可能性はあると思います。トレーニングはパフォーマンスUPのために必要なもので最近はどんどん進化してきており、きついものがたくさんあると思いますが、ケガのリスクも伴う可能性があるという事も、頭の片隅においておくことが選手にとって大事ではないかと感じました。
膝蓋靭帯炎
ブログをご覧頂きありがとうございます。金曜日担当の後藤です。私は当院に入職した当初より某大学サッカー部のメディカルトレーナーとしてチームサポートをさせて頂いています。病院と現場の架け橋となりスポーツの現場で「選手が怪我を気にすることなく思い切った運動が出来る様に手助けできれば」といった思いで活動を続けています。
今回はそのチームの選手を紹介します。
診断名は「膝蓋靭帯炎」
以前からサッカーをすると左膝に痛みがあったようです。しばらくサッカーをやらなくなって痛みは治まっていました。今回、フットサル中に左膝に痛みが出現。しばらく様子を見ていたが痛み変わらず当院受診となりました。
訴えはふみ込み時の痛みで、痛みが出現するとしばらく続くといった状態でした。
問題点として股関節周囲の柔軟性の低下が考えられました。
この選手に指導したのは股関節の前面(写真①)、後面(写真②)のストレッチです。
膝蓋靭帯は膝蓋骨(お皿)から下腿(すねの骨)の骨に付きます。
大腿四頭筋は二関節筋(股関節と膝関節に作用する筋)といわれ、股関節の前面から膝蓋骨(お皿)を覆う様に付き膝蓋腱となって下腿(すねの骨)の骨に付きます。(図①)
この大腿四頭筋の柔軟性の低下によって股関節と膝関節の動きが悪くなることで膝蓋腱が引っ張られ痛みが出現していました。
一般の患者様も含めスポーツ選手であればポジション特性、癖や生活習慣を考慮した上で、動作を分析し効率の良い関節運動、体の使い方を再学習させることが大切です。それが出来るのが理学療法士です。気になる点がある人はぜひ当院を受診してみて下さい。
捻挫をあまくみてはいけない
あけましておめでとうございます(^^)/ 理学療法士の長野です。
年末年始は全国どこも自粛ムードでしたね。私は、家の掃除やテレビ、子供と遊ぶのに夢中になっていました。年末年始のスポーツと言えば、格闘技や箱根駅伝、高校サッカー選手権でしょうか。サッカー大好きな私ですが、今回の高校サッカー選手権は例年よりも特別でした。なんと!うちの元スタッフがトレーナーとして出ていたんです。誇らしく思えましたし、監督、コーチ、スタッフ、選手すべて含めてすごく良いチームだと感じ、胸が熱くなりました。来年も期待したいと思います。(^^♪
今年一発目のスポーツ選手のグッとくる名言は・・・
『厳しさは優しさと捉えることもできる。ただの優しさは障害になってしまう』
最近YouTubeで元プロ野球選手のイチロー選手が言っているのをみました。上司と部下の関係性において大切になってくる言葉だと思います。また、私たち理学療法士にとっても患者様と向き合う時に大切な言葉だと思います。患者様にこの事に気づいていただけるように厳しくも優しく、接していこうと思います。
では、今回の選手を紹介します。
バレーボール選手 Eさん
診断名:偏平足障害
既往歴:右足関節捻挫(1年前) 担当セラピスト:長野
A. 足首をひねった際に靭帯に損傷がおきることを言います。内反捻挫(内側にひねる)と外反捻挫(外側にひねる)がありますが、圧倒的に内反捻挫が多く、ジャンプの着地や急なターンで起こることが多いです。ひどい場合は骨折も伴います。復帰までの期間は靭帯の損傷程度によりますが1~3ヶ月程度です。
Q. 足関節捻挫後遺症とは
A. 捻挫した後に生じた靭帯損傷や筋力低下、可動域低下などが、正常な治癒または回復過程を経ず、何らかの症状がずっと残った状態です。
Q. どうやってケガをしましたか?
A.バレー中に右足を内側にひねって痛くなりました。その後、痛みが引いたり、また痛くなったりしています。
リハビリ内容・セラピストの感想
リハビリを始めてから3ヶ月が経過した患者さんです。足首や足の指、股関節の筋肉が弱く、バランス能力も悪く、捻挫を再受傷しやすい状態が続いていました。診断名は偏平足障害ですが、1年前に捻挫を経験しており、今回痛くなったのも足首をひねって受傷したことから、Eさんは1年前の捻挫が完治しておらず不安定感が残存してしまう足関節捻挫後遺症のような状態ではないかと考えリハビリを進めていくことにしました。
足関節捻挫は痛みがなくなったらスポーツ復帰できます。中には、痛みがあっても無理に復帰する選手も多々いると思います。しかし、足関節捻挫は再受傷率が高く、その原因は多くの研究により報告されていますが、いまだにはっきりしておらず、今もなお大きな問題とされています。その中から今回注目したのは不安感です。
捻挫後は足首の不安感が強い状態になります。その不安感をリハビリによって取り除いていく必要があります。Eさんに質問紙による不安感のテストを行いました。30点中25点以上であれば捻挫の再受傷リスクは低くなると言われているためリハビリのゴールとしても活用できます。結果、Eさんの点数は29点でした。そのためリハビリのゴールもそろそろと考えています。
下記に不安感テストの一覧(表①)を載せます。捻挫をしたことがある選手はやってみてください。テストの合計点数が25点以下の人は要注意です。治っているようで治ってないですよ!!!
再受傷しないようにリハビリを厳しく行ってきたため、筋力も向上し、自信もついてきたと感じています。今後は捻挫の不安はなくバレーに打ち込めると思います。(*^^*)
今回、リハビリに3ヶ月という長い期間を要してしまいました。1年前に受傷した捻挫後の筋力やバランス能力などの回復が不十分であり、不安定感が残ってしまったことが原因だと感じています。しかし、再受傷をしないという目標に向かってじっくり取り組めたという意味ではよかったと思います。
Q. 当院のスポーツリハビリはいかがですか?
A. 一つ一つのトレーニングの動作を丁寧に教えてくださったり、トレーニング中でも動作に対するアドバイスをしてくださったりするので、とてもやりやすかったです。また、リハビリを行っていくうちに治っていっている実感がわいてきて、通っていて良かったなと思います。