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リハビリブログ

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腰痛とポッコリお腹のお悩みに、ドローイン!

2023-04-13

理学療法士 松岡佑樹

腰痛にお悩みの方、お腹周りのお肉にお悩みの方必見です。
今回は、当院でも実施している『ドローイン』についてご紹介します。
まず、どちらのお悩みにも効果的とされているものは運動です。
一般的にみなさんが行う運動には、ウォーキングや腹筋が挙げられます。実際に当院に来院される患者様もこれらの運動をされている印象です。
ですが、やっぱり激しい運動は続かないし・・・。運動する時間も気力もない・・・。
そんな方でも気軽に、すきま時間に、何かをしながら、自宅でできる運動、それが『ドローイン』です。
ドローインとは?簡単に言えば、『腹式呼吸』を使った腹筋運動です。
方法は、息を吸って3秒間お腹を膨らませ、息を吐いて5秒間お腹を凹ませておへその下辺りに力を入れます。
この運動であれば、寝ていても座っていても、家事を行いながらでも出来そうではありませんか?
では、この運動が腰痛とお腹のお肉になぜ効果があるのかを説明します。
そもそも、腹筋は4種類(腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋)に分かれます。
※著書 青木隆明:運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹 より

※著書 ポールジャクソン:エッセンシャルキネシオロジー より
その中でも、最も深層にある腹横筋は、過度な反り腰を防ぎ、骨盤と腰骨を安定させて姿勢を制御します。ある研究では、腰痛がない方は腰痛持ちの方と比べて腹横筋が厚かったと報告されています。ですので、鍛えることで腰痛予防・改善に効果があると言われています。また、有酸素運動と同時にドローインを実施することによって脂肪燃焼しやすくなります。
しかしながら、腹横筋は一般的な腹筋トレーニングでは鍛えにくいです。
当院では、ドローインの指導や腰痛に対するその他のリハビリも行っていますので、気になる方はぜひ一度ご来院ください。

腰椎すべり症と診断されても、大好きなスキーはやめられない・・・

2023-03-04
理学療法士 小寺孝拓

 こんにちは。大垣中央病院の理学療法士の小寺孝拓です。今回は、当院に外来リハビリでこられている患者様について取り上げようと思います。みなさんスポーツはお好きですか?私は、バスケットボールを小学校から社会人まで続けており、バスケが好きなのはもちろんですが、理学療法士という職業につくきっかけとなった特別なものになります。

今回紹介する患者様はスキーが大好きで復帰に向けてリハビリに励んでいる患者様になります。40代からスキーの魅力を知り、のめりこみますが、腰の痛みが出現し、腰椎すべり症の診断を受けました。

こちらの患者様は、手術をせず、リハビリでの対応となったのですが、診断を受けてから毎日仕事を終えて遅い時は19時に来院してリハビリをする日々が続きました。歩く、寝転ぶ、起き上がるなど日常生活の動きでも激痛が生じていました。当然、リハビリ中も痛みが強く、私も治療に難渋しました。それでも痛みの程度は来院を重ねるにつれて減少していき、1ヵ月後のスキー合宿までに間に合わせることができました。
現在でも痛みが残存しており、来院頻度は減っていますが、スキーを続けるために頑張っています。何としてでも復帰したいという強い気持ちでリハビリに励む患者様に対して私たちも全力でサポートしていきます。不思議と日常生活では痛みが強いのですが、スキーは競技としてやっていて下の写真にもあるようにかなりハイレベルです。最近では全国大会にも出場するとのことで驚きです。出場おめでとうございます。

 今回は、腰椎すべり症と診断され、スキー復帰を目指す患者様を紹介しました。次回も楽しみにして下さい。

車椅子講習会を行いました( ・ิω・ิ)

2023-02-16
こんにちは。リハビリテーション科の臼井友乃です。

去る1月28日の土曜日午後に「車椅子の常識をアップデートする」という目的で、車椅子再発見プロジェクトを発信している宇佐美先生と松永製作所の大角さんにお越しいただき、院内講習会を実施しました。
宇佐美先生は理学療法士であり、うちのスタッフである秋田の同級生ということもあり、講習会の講師を快諾していただきました。
また、松永製作所は車椅子販売国内のシェア第1位であり、宇佐美先生の活動を後押しされているということで、車椅子を1台寄付していただきました。
車椅子はここ10年でかなりアップグレードしており、加齢で変形した身体であっても、マヒのある身体であっても、長くラクに座れるようになっています。
また、車椅子に正しく座らせるポイントを教えていただきました。ポイントは3つあります。
1時間の講習会予定でしたが、終了後も宇佐美先生が精力的に質問に答えてくださり、さらに約1時間ご指導くださいました。実際に最新の車椅子に試乗したりと、身体に合わせて車椅子をセットする重要性を体験しました。大変、有意義な時間となりました(*´罒`*)ニヒヒ
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
今後、私たちも患者さんの身体に合わせた車椅子の提供ができるように努めたいと思っています。

トレーナー活動

2023-01-23
理学療法士 山本成良です。
今回は、院外でのトレーナー活動について、少し話をさせていただきます。
私は今、ある実業団チームのトレーナーをさせていただいております。
競技はソフトテニスです。
日本リーグ1部に所属しています。
写真1
実際の試合の様子です。(写真1)
実業団のトップ選手たちが日本一を目指して戦います。
普段は外で試合をしているため、体育館での試合になると足(特に太もも)にかなりの負担がかかります。
今大会で怪我人が数名出ました。他のチームでは、「アキレス腱断裂」という大きな怪我も発生していました。
かなり練習している選手たちですら、怪我をすることはあります。
写真2
ここで私たちトレーナーの出番です。
今大会は写真2のようなトレーナールームを設けてもらい、試合の前後にしっかり選手の体のケアを行っていました。
怪我予防やパフォーマンス向上に努めています。
試合中に選手に異常が起きた場合はすぐに駆け付け対応します。
まとめ

病院の仕事以外も、我々は日々活動をしております。
チームの選手のケア依頼、試合の帯同、トレーニング指導、その他質問等あれば
相談に乗りますので是非、大垣中央病院リハビリテーション科までご連絡ください。
最後まで見ていただきありがとうございました。

来月も更新されるので是非また読みに来てください。

骨折後の膝が曲がらない その2

2022-04-16
 こんにちは。理学療法士の長野浩充です。

 私はもうすぐ42歳になります。最近、歳をとると身体的にどういう衰えが生じてくるのかをひしひしと感じています。食後の胃もたれが起きるようになり脂っこいものを控えるようになりました。サッカーなどの運動後は筋肉痛が二日後に来るようになりました。筋肉痛が治るのもかなり遅いです。睡眠を十分にとることがうまくできない日が増えています。途中で目が覚めてしまいます。物忘れもひどくメモをとることが多くなりました。例を挙げるときりがありません。(笑) しかし歳を重ねて良くなったこともあります。精神的に大人になったと思います。何か問題が生じた時に感情まかせにせず、冷静に考えたり、判断したり、やさしく対応できるようになった気がします。サッカーをしている時も子供の時より楽しめるようになったのもそういった精神的な成長のおかげかもしれません。できれば50歳くらいまでサッカーを楽しめたらと思います。リハビリをしていて最善の結果が得られないこともありますが、その都度、患者様にとってより良い対応を心がけていきます。そして、長くスポーツを楽しんで頂きたいと思います。
 さて、今回の選手を紹介します。以前にブログに載せた野球選手の現在の状況についてです。リハビリブログのタイトル『骨折後の膝が曲がらない』の続きになります。みられていない方はそちらも合わせて見て頂ければと思います。

Kさん 30歳代男性 競技:野球

診断名:大腿骨外後顆骨折        担当セラピスト:長野

Q. 大腿骨外顆骨折とは?
A. 大腿骨にひねりを伴った強力な負荷がかかることによって起こる骨折です。骨折部のズレが小さい場合は、保存療法を選択。ズレが大きい場合は手術療法となります。受傷後は膝を曲げる角度が狭くなったり、痛みが残ることが多いです。

リハビリ内容・セラピストの感想
 Kさんは社会人野球の試合中にフライを取ろうとして右足を出したところ、捻ってしまい大腿骨(ふとももの骨)の後外側を骨折しました。数日後に手術を施行され、リハビリを続けてきました。現在は、約8か月が経過し、膝は117°まで曲がるようになりました。筋力もまずまず向上してきたため、スポーツ復帰に向けて動作訓練中心のリハビリを実施しています。
 まずフロントランジです。(写真①)立った状態から悪い方の足(右足)で前に踏み込む動作です。Kさんはフライを取ろうと踏み込んだ時にケガをしたため、この基本動作は重要です。足の向きと同様に膝を真っすぐに出す事、膝が左右にぶれない事、体幹もブレない事がポイントとなります。
 次にクロスオーバーステップです。(写真②)身体を回転させる動作の基本です。この動作において、悪い方の足(右足)が軸になった時、軸足の足首と膝と股関節を連動させ、膝にストレスを加えない動きを習得します。当院では動作を行う際に鏡を使い、自分の目で動作を確認しながら行っていただいています。
 次に軽めの守備練習やスイングです。(写真③)ケガした選手は、ケガをした動作に不安が生じるため、その動作訓練は不安を取り除くためにも重要になってきます。まだ強度は軽めで実施しています。
 現在のトレーニングの一部を紹介させて頂きました。膝の曲がり具合はまだまだですが、筋力や動作の習得に関しては順調にきていると感じています。今後は動作訓練の難しさや強度を上げていきたいと考えています。Kさんが所属している社会人リーグは4月中旬に開幕戦が予定されていますが、競技復帰するかは検討中です。理由は現在の状況として、膝の曲がりが悪いため全力ダッシュが、まだ難しく、100%の状態でプレーできません。全力ダッシュをするには膝の曲がる角度が135°必要と言われています。今後も野球を楽しんでいただくために、100%の状態でプレーできるようにトレーニングを継続し、サポートしていきたいと思います。

医療法人社団 豊正会
大垣中央病院
〒503-0025
岐阜県大垣市見取町4丁目2番地
TEL:0584-73-0377
FAX:0584-73-8380

内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、消化器内科、消化器外科、循環器内科、泌尿器科、肛門外科、糖尿病内科、腎臓内科、リウマチ科

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